はじめに|「どうして別れないの?」と言われていた頃
夫の強迫性障害の症状が強かった頃。
友人に相談すると、
「どうして別れないの?」
「早く別れた方がいいんじゃない?」
そんな言葉をかけられることがありました。
もちろん悪気がないこともわかっています。
でも、その言葉は妻にとって一番聞きたくない言葉でもありました。
だって、別れたいなら相談しないと思うんです。
どうしたら少しでも良い方向へ進めるのか。
夫も、自分も。
その方法を探したくて相談していたのですから。
とは言うものの(笑)
妻が友達の立場でも同じ事を言っていたと思うんです。
友達からしたら夫は妻を苦しめてる!という気持ちで、妻を守ろうとしてくれての発言だったとわっていたから。

当時の妻は、できないことばかり見ていた
当時の妻は、夫のできないことばかり見ていました。
仕事。
予定変更。
確認行為。
不安。
パニック。
どうしても目につくのは困ることばかり。
だからイライラすることもありました。
不安になることもありました。
正直、「私騙されてるんじゃ?!」
なんて考えてしまうこともありました😅
当時は「尊敬」なんて言葉は全く浮かばなかったと思います。
当時の妻は、夫のできないことばかり見ていました。
そして同時に、「どこまで手伝えばいいのか」も分からなくなっていたんです。
妻自身の考え方が少しずつ変わっていった頃の話はこちら👇
▶ 強迫性障害の家族はどこまで手伝う?|妻が悩んだ境界線
小さな「凄い」を探してみた
そんな中でも、よく考えてみると夫にはできて、妻にはできないことがありました。
例えば夫は、誘いを断ることができます。
何度誘われても、自分の予定を優先するんです。
妻はどちらかというと相手に合わせてしまうタイプ。
だから最初は驚きました。
「そんなに誘ってくれているんだから行けばいいのに」
そう思っていたくらいです。
でも今は、それもひとつの強さだったのだと思っています。
自分のやると決めたことを楽しい誘いを断ってでもストイックにこなしてました。
昔は断るのが苦手だった妻ですが、そんな夫のおかげで少しずつ「断る力」を手に入れました(笑)

妻には真似できない夫の継続力
夫は決めたことを続けます。
毎朝6時に起きること。
サーフィン。
ストレッチ。
トレーニング。
そして最近では料理。
調子が悪い日は無理はしないでいいんだよ。と伝えても、
「決めたことだから😊」と続けるんです。
妻ならきっと、
「今日はお願い!」と甘えてしまいます(笑)
だからこそ、
「凄いな」と思うんです。
今思うと、妻には真似できない夫の継続力や集中力は、この頃から変わらなかったのかもしれません😊
そんな夫の”好き”に対する向き合い方に気づいた頃の話はこちら👇
▶ 大好きなサーフィンだけは諦めなかった夫|妻が気づいた“好き”の力
本当に尊敬していたのは別のところだった
でも、今振り返ると妻が一番尊敬していたのは別のことかもしれません。
夫は苦しい時期でも、妻に当たりませんでした。
体調が悪い日もありました。
痛みがある日もありました。
やりたいことができない日もありました。
それでも妻に怒りをぶつけることはありませんでした。
よく、
「妻と夫の立場が逆だったら絶対大変だったよね…😅」
と夫と話すことがあります。
夫も妻の性格をよく知っているので、いつも苦笑いです(笑)
正直、妻ならそこまで穏やかではいられなかったと思うんです。
それは夫の強さだとも思っていました。
だからこそ、それが何よりも妻が尊敬しているところなのかもしれません。
いつもは情けないことや困ったことばかりの夫なんですけどね(笑)
もちろん愚痴は言います。
でも、それは妻も同じです。
お互い愚痴を言いながら、話を聞きながらここまで来ました。
今思うと、その優しさにたくさん救われていたのは妻の方だったのかもしれません。

尊敬は相手のためだけじゃなかった
小さな「凄いな」を見つけるたびに、妻の気持ちは少しずつ変わっていきました。
できないことを見るより、
できることを見る。
欠点を見るより、
尊敬できるところを見る。
それだけで、不思議と心が少し軽くなったんです。
そして妻は、
「そこ、凄いと思うよ😊」
と伝えるようになりました。
すると夫は決まって、
「当たり前のことしかしてないよ」
と言います。
でも、どこか嬉しそうなんです(笑)
まとめ|小さな尊敬が夫婦を支えていた
夫婦だからこそ、できないことばかり目についてしまうことがあります。
特に苦しい時期はなおさらです。
でも、どんな人にも小さな「凄いな」がある。
その小さな尊敬を見つけられるようになってから、妻自身の気持ちも少しずつ楽になりました。
大きな尊敬じゃなくていい。
小さな尊敬を見つけて伝えること。
それが我が家の10年を支えてくれた大切なことのひとつだったのかもしれません😊
私たちはそこに辿り着くまで、たくさん遠回りをしました。
だからこそ、もし今同じように悩んでいる方がいたら、
「できないこと」ではなく、「小さな尊敬できること」をひとつ探してみてください😊
我が家の経験が、その小さなきっかけになれたら嬉しいです🍀


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