仕事のことで頭がいっぱいになっていた、ある日のこと。
仕事から帰ると、家にはすでにご飯ができていました。
その時、妻が心から思ったのは、
「助かった……」
ということでした。
料理を作ってもらったことがうれしかったのは、もちろんです。
でも、それ以上に、
「今日はご飯を作らなくていいんだ✨️」
そう思えたことに、妻はほっとしたんです。
夫を支える側だと思っていた妻が、初めて心から「支えてもらった」と感じた一日でした。
仕事のことばかり考えていた妻
その頃の妻は、仕事が忙しくなっていました。
毎月の会議に向けた準備。
同僚との調整。
次に何をするのか、どこまで進めなければならないのか。
家へ帰ってからも、頭の中にはずっと仕事のことが残っていました。
携帯を手に持って、
ポチポチポチポチ……。
連絡を確認したり、次の仕事について考えたりしていました。
気がつけば、お猫さんと遊ぶ時間まで減っていたんです…。
仕事だから仕方がない。
やらなければ終わらない。
そう思っていましたが、妻も疲れていました。
正直、もう嫌だなと思う日もありました。
でも、自分で決めた目標もあります。
途中で投げ出すのも嫌なんです。
面倒な性格ですよね(笑)
あ、愚痴になっちゃいましたね(笑)
「なんとかなる!」ではなく「なんとかしなきゃ」
以前の妻は、もう少し気楽に、
「なんとかなる!」
と思えていました。
でも、この頃は違いました。
「なんとかしなきゃ」
「次はこれをやらなきゃ」
そんなことばかり考える毎日になっていたんです。
仕事が終わっても、家へ帰ればやることがあります。
今日のご飯は何にするのか。
明日の準備はどうするのか。
その次の日のことも考えておかなければならない。
一つひとつは、特別に大きなことではありません。
それでも余裕がなくなっている時には、その一つひとつが重く感じることがありました。
家族を支える側も休んでいいと考えるようになった経緯は、こちらの記事に書いています👇
▶「強迫性障害の家族も休んでいい|妻が「自分を後回し」にしなくなった理由」
仕事から帰ると、ご飯ができていた
そんなある日、仕事から帰ると、夫がご飯を作ってくれていました。
すでに食事の準備ができていたんです。
夫は少しずつ料理をするようになっていました。
夫が料理を始めた頃の詳しい話は、こちらの記事に書いています👇
▶「強迫性障害の夫が料理を始めたきっかけ|ビーフシチューで踏み出した更なる一歩」
でも、この日の妻が強く感じたのは、夫が料理をしてくれたことだけではありませんでした。
家へ帰って、ご飯ができている。
その光景を見た瞬間、
「助かった……」
と、心から思ったんです。
「今日はご飯を作らなくていいんだ」
妻にとって大きかったのは、
「今日はご飯を作らなくていいんだ」
と思えたことでした。
毎日ご飯を作ることだけではなく、
「今日は何を作ろう」
「明日はどうしよう」
と考えることも、妻には負担になっていたんですよね。
その日は、それを考えなくてもよかった。
夫が、
「今日は休んでいいんだよ。」
と言ってくれました。
そして、
「いつもいろいろやらせてごめんね」
とも言いました。
妻は以前から、夫へ、
「やれるほうがやればいいんだよ。」
と話していました。
でも実際に、自分が疲れている日にご飯が用意されていて、「今日は休んでいい」と言ってもらった時。
妻は初めて、その言葉を自分の側から受け取ったような気がしました。
夫が何を考えて料理をしてくれたのか、そのすべてを妻が分かるわけではありません。
それでも、ご飯ができていたこと。
夫が「今日は休んでいい」と言ってくれたこと。
その日、妻は確かに助けてもらったと感じました。

「任してよ!やれるほうがやればいいんだよ」
その後、夫に頼り、助けてもらうことは少しずつ我が家の日常になっていきました。
最近では、夫から、
「任してよ!やれるほうがやればいいんだよ。」
と聞くこともあります。
妻が以前から言っていたのと同じ言葉です。
だからといって、何でも夫へ任せられるようになったわけではありません。
夫にも難しいことはありますし、妻がやることもたくさんあります。
それでも、以前の妻にとっては、
「夫に頼る」
「夫に助けてもらう」
ということ自体が、なかなか想像できないものでした。
夫から初めて「俺、何かできることあるのかな」と聞いた頃のことは、こちらの記事に書いています👇
▶「強迫性障害の夫から初めて聞いた「何かできることある?」|妻が驚いた日」
そして今では、
「任してよ!」
と夫が言う日があります。
妻はその言葉を聞くと、頼ってもいいんだと思えるようになりました。
まとめ|10年前には想像できなかった「助かった」という気持ち
仕事から帰ると、夫が作ったご飯が待っていた日。
妻は、
「今日はご飯を作らなくていいんだ✨️」
「助かった……」
と、心から思いました。
夫がご飯を作ってくれたことだけが、うれしかったわけではありません。
仕事のことで頭がいっぱいになり、「なんとかしなきゃ」と思い続けていた日に、家へ帰ったらご飯ができていた。
夫から、
「今日は休んでいいんだよ。」
と言ってもらえた。
その日、妻は初めて心から「支えてもらった」と感じました。
今では夫から、
「任してよ!やれるほうがやればいいんだよ。」
と聞くこともあります。
夫に頼り、助けてもらえることが、少しずつ我が家の日常になりました。
10年前の妻には、こんな日が来るなんて想像できなかったと思います。
そんなことを考えながら、その日は夫が作ってくれたご飯を食べました。
「ありがとう😊」
そして心の中で、もう一度、
「助かった……」
と思ったんです🍀

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