強迫性障害の夫との生活の中で、妻としてやってしまった関わり方と気づきを振り返ります。
夫の強迫性障害と向き合う中で、今だからこそ「あの対応は良くなかったな」と振り返ることがいくつもあります。当時の私は知識も余裕もなく、どう接していいのか分からないまま、感情的になってしまうことも…。
この記事では、妻として実際にやってしまった対応と、そこから得た気づきを正直に書き残しておきます。同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
失敗対応その1:感情をぶつけてしまった
誰でもそうだと思うのですが、自分に余裕がない時にいつも優しく接するのは難しいですよね。私は当時フルタイム勤務で帰りも深夜になることも、仕事も体力仕事。家に帰れば夫のフォローが待っています。
そんな中で何度も同じ確認をされるうちに、ついイライラが爆発してしまいました。「さっきも言ったでしょ!」「もう、いい加減にしてよ!」
その時の夫の苦しそうな表情は、今でも忘れられません。彼は“妻を怒らせてしまった”という罪悪感と、自分ではどうにもできない不安に押しつぶされ、さらにパニックになってしまいました。
失敗対応その2:失敗を指摘してしまった
「え? なんでこうなるの?」と感じることも多く、夫は物事をスムーズに進めるのが少し苦手でした。妻は考えるより先に口にしてしまうタイプで、ついストレートに「なんでそんなこともできないの?」と責めるような言葉を投げてしまうことも…。
後から気づいたのですが、夫は“失敗すること”への恐怖心がとても強かったのです。「失敗してはいけない」という思い込みが彼の中に根深くあり、それを刺激してしまっていたのでした。
結果、気持ちを落ち着けるのに長い時間がかかり、翌日まで不安定なまま過ごすことも。そうした中で、妻の言葉がさらにプレッシャーとなり、夫に「自分は何もできないんだ」という無力感を与えてしまっていたのだと思います。
失敗対応その3:自分のペースを押しつけた
妻は思いつきで動くタイプ。「ついでにここも行こう!」とか「今日これお願い!」という軽いノリで予定を追加するのが日常でした。
けれど夫は、自分で決めた1日の流れが崩れることをとても苦手としています。妻の突然のリクエストに動揺し、不安定になってパニックを起こすこともありました。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思って接していた妻ですが、夫にとっては“大丈夫じゃない”ことだったんです。その違いに、当時は気づくことができませんでした。
元気そうに見えても、心は違う場所で泣いている
外から見れば、夫は普通に元気でした。趣味のサーフィンも楽しめる。だから私は思っていたんです。「ただ嫌なことを避けてるだけ」「わがままなんじゃないの?」って。
でも本当は違いました。見えない部分で、夫はずっと、必死に心のバランスを取ろうとしていたんです。そのつらさを理解してあげられずにいた私は、知らず知らずのうちに彼を追い詰めていました。
涙の夜と、少しずつ見えてきたこと
そんな日々のなか、夫が限界を迎えた夜がありました。抑えていた気持ちをすべて吐き出し、涙ながらに本音をぶつけてきました。そして、私も思わず一緒に泣きながら、自分の気持ちをさらけ出しました。
その夜、ようやく「お互いの本当の心の声」を聞くことができた気がします。「どうして理解できなかったんだろう」「どうして言えなかったんだろう」そんな思いを一つひとつ確かめ合いながら、少しずつ前に進んできました。
今では、夫の小さな変化にも気づけるようになり、落ち着かない時にどうフォローしたらいいかも、なんとなく分かるようになりました。失敗を繰り返しながら、ようやくたどり着いた関わり方。
うまくいかない日も多いけれど、「あの頃よりずっと優しくなれた」と思えるだけでも少し救われます。
あくまで我が家の場合ですが、「正しく支えよう」と力みすぎず、少しずつ向き合っていくことが大切なのかなと感じています 妻のように強迫性障害の夫と向き合う中で、同じようなつらさを抱える方が少しでも気持ちが軽くなるきっかけになれば嬉しいです.。.:*

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