強迫性障害の夫と歩んだ10年 小さな変化と、続ける力の話.。.:*

🧠 強迫性障害との向き合い方

強迫性障害の夫と暮らす中で、
「なぜそんなことができるの?」「どうしてそこまで続けられるの?」

そう感じたことがいくつもあります。この記事では、夫と10年一緒に過ごす中で見えてきた
“継続する力の正体”と、そこに隠れていた本当の意味について綴ります。

強迫性障害の夫と暮らして感じていたこと

夫と生活しているなかで、いつも感じていたことがあります。

毎日、体調が悪くても決まった時間に起床し、納豆・生卵・キムチ・ノリ・梅干しという決まった朝食をしっかり食べる。

その一つひとつの食材も、最初から揃っていたわけではありません。

風邪予防や体調管理、タンパク質をしっかり摂るために納豆やキムチ、生卵、ノリを取り入れ、
さらに熱中症対策として塩分補給になる梅干しを加えるなど、

テレビやさまざまな情報をきっかけに、少しずつ増えていきました。

そうして気づけば、体調を守るための習慣として、自然とルーティン化されていったのです

そしてストレッチ、トレーニングを欠かさず、サーフィンに向かう日々。

その背景には、サーフィンを続けていくための思いがあったのだと思います。

怪我をしないため、少しでも長く続けるため、そして少しでも上達したいという気持ち。

そうした積み重ねが、自然と習慣となり、日々のルーティンとして続いていったのではないかと感じています。

一見すると、

「好きなことだけやってるんだし、できて当然でしょ?」

そんなふうに思ってしまうこともありました。(正直、妻は何度も口にしていました😂)

妻にはできない「続ける力」

でも、逆の立場だったとしても、
同じことを自分ができるかといえば――絶対にできません。

朝はゆっくりしたい日もあるし、朝ごはんを菓子パンで済ませたい日もある。

毎日何時間もストレッチなんてできないし、
サーフィンだって、寒い日や強風の日、混雑している日は家でゆっくりしたくなります。

だからこそ、思ってしまっていました。
「そのエネルギー、別のことに使えたらもっとすごいのに」とも

正直に言うと、最初はそのルーティンに対して戸惑いを感じることもありました。

「そこまでしなくてもいいんじゃないかな」

そんなふうに思ってしまうこともありました。

でも、夫にとってはそれが自分の体調や不安をコントロールするための大切な方法だったようです

10年見守ってきた中での変化

そんな思いを抱えながら、10年。                                       (静かに見守るタイプではないので、しっかりネチネチ言い続けてましたが😂)

そんな夫に、ある変化が生まれました。「料理をする」という大きな一歩

3ヶ月ほど前、夫がこう言ってくれたのです。

「料理をする。妻の最大のストレスを引き受けたい」

そして掲げた目標は――10品を覚えてローテーションし、週5で食事を作ること。
正直、「急すぎない?」と思いました😅

だって、それまで自分のことにしかエネルギーを使えなかった夫です。

原動力になったのは「誰かのために」

でも、お猫さんが来てから少しずつ変わっていました。

お猫さんを幸せにしたい。

その気持ちが原動力になり、自ら動くことが増えていったのです。


そして次は――                                                                                 「妻を楽にしてあげたい」「喜んでもらいたい」その気持ちが、夫を動かしていました。

そして昨日。ついに10品目を達成し、週5の食事作りも有言実行。

字を書くこともとても苦手になっていたんです。

でも一生懸命レシピを書き留める夫。


自分のルーティンもこなしながら、時間を組み、計画を立て、それをやり遂げる。

「ルーティンをこなすことは得意だから」

そう言う夫ですが、それを“続けること”がどれだけ難しいか、私は知っています。

本当にここまで来たことに、涙が出ました。

長かった――本当に長かったです😿

夫の変化と、妻の気づき

今、夫の瞳はキラキラしています。それが何より嬉しいです。

まだまだ伸びしろはたくさん。

でも焦らず、今のペースを大切にしていくことが一番だと思っています🌸

一方で、最近の妻は体調を崩しがちです。

もし夫のように、規則正しい生活や食事、運動ができていたら…と思うこともあります😅

だからこそ、「続けられる力」そのものを、心から尊敬しています。

ダメなところより、大切にしたいこと

人はどうしても、できていない部分に目がいきがちです。

でも――

良いところ、尊敬できるところを1つでも見つけること。

それができたからこそ、お互いに尊重しつつここまで一緒に乗り越えてこれたのかもしれません。

主治医の言葉で変わった見方 

そして、もうひとつ大きな出来事がありました。

夫が続けてきたサーフィンについて、主治医がこう言ってくれたのです。

「サーフィンはとてもいいんだよ」

さらに――                                                    「他の人からしたら遊んでいるように見えても、君にとっては自分を保つために必要なことだったんだよね」

その言葉を聞いたとき、夫はとても安心した表情をしていました。

理解されることの大切さ      

この病気は、人から共感を得にくいものだと感じます。 

実際に打ち明けた身近な人からもこれくらい出来るでしょ?と言われるたびに、妻は少し悲しい気持ちになりました。

「そんな簡単じゃないのに」と、
だからこそ――第三者から理解してもらえたこと。

続けてきたことを認めてもらえたこと。

そして、妻である私もようやく気づけたこと。

それが、夫の背中をもう一歩前に押してくれたのだと思います。

まとめ|続けることの本当の意味

強迫性障害という病気は、周りから理解されにくいことも多いものです。

それでも、できることをコツコツ続けてきた夫の姿を見て、
「続けることの強さ」を教えてもらいました。

完璧じゃなくていい。

できることを少しずつ。

これからも焦らず、夫婦で歩んでいきたいと思います

強迫性障害の夫と暮らす中で、妻としてどう向き合ってきたのかをまとめた記事はこちら
妻が心を保つために意識してきた7つのこと                                 →強迫性障害の夫との接し方

強迫性障害の夫との日々や、夫婦の変化についてはこちらも綴っています
ビーフシチューで踏み出した更なる一歩.。.:*

同じように悩んでいる方の、少しでも心が軽くなるきっかけになれば嬉しいです。

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