強迫性障害の夫と暮らして「予定変更」が怖かった頃|妻が感じていたこと

🧠 強迫性障害との向き合い方

強迫性障害の症状が強かった頃の夫は、とにかく“ルーティン”を大切にしていました。

どこかへ出かける時には、事前の“心の準備”が必要だったんです。

そのため、急なお願いやお使い、予定変更への対応がとても苦手で、妻が何かを頼んでも、ほとんど断られていました😅

でも当時の妻には、夫がどうしてそこまで予定変更を嫌がるのか、なかなか理解できませんでした。

「こんなことで?!」

「難しいこと言ってないし」

そう思っていた妻が、夫へ予定変更を頼むこと自体を怖いと感じるようになり、時間をかけて「各々でいいんだ」と思えるようになるまでのお話です。

「ついで」のお願いが夫には通じなかった

例えば、夫が髪を切りに出かける時。

妻は、

「髪切りに行くついでに○○買ってきて😊」

と頼むことがありました。

ほかにも、

「ついでにガソリン入れてきてー!」

妻にとっては、どちらも出かけた“ついで”にできる、ちょっとしたお願いでした。

でも、そんなお願いをしようものなら、夫の顔つきが急に変わるんです😅

さっきまで普通に笑っていたのに、急に表情が強ばる。

妻は、その変化に驚いて、

「え?!ついでだよ?!」

そう言ってしまいました。

でも、その言葉で夫はさらにパニックに……。

妻には、本当に分からなかったんです。

髪を切りに行くことはできるのに、どうして途中で買い物をすることはできないのか。

出かけるなら、ガソリンを入れて帰ってくるくらいできるのではないか。

妻にとっての“ついで”は、夫にとっての“ついで”ではなかったんですよね。

夫は自分の予定通りに動くことで安心していた

夫にとっては、「自分の予定通りに動けること」が、とても大切だったようです。

外出する前から、

「何時までに帰りたい」

「次は○○しなきゃ」

そんな予定が、夫の頭の中にはありました。

そこへ急なお願いが加わったり、予定していた時間がずれたりすると、不安定になってしまうことがあったんです。

外出先で予定がずれ込み、一気に体調まで悪くなってしまうこともありました。

もちろん、当時の妻は夫の頭の中にある予定を、すべて理解できていたわけではありません。

妻から見れば、本当に少しの寄り道です。

それなのに、夫の表情が変わり、パニックになってしまう。

何度経験しても、すぐには理解できませんでした。

「なんでそんなことも無理なの?」と思っていた妻

正直、妻のイライラもかなり溜まっていました😅

夫は、自分のルーティンを最優先。

そのように見えていた妻は、

「こんなことで?!」

「難しいこと言ってないし」

「なんでそんなことも無理なの?」

「少しくらい合わせてよ😅」

そんな気持ちになることもありました。

妻が夫にお願いしていたのは、難しいことではないと思っていたんです。

夫婦なのだから、少しくらい予定を合わせてほしい。

妻のお願いも聞いてほしい。

そう思うのは、妻にとって自然なことでした。

だから最初は、夫が嫌がっても何度もお願いしていました。

いつか分かってくれるのではないか。

少しずつ慣れれば、できるようになるのではないか。

そんな気持ちもあったのだと思います。

予定変更を頼むことが怖くなっていった

でも、お願いした後の夫の不安定さや、パニックへの対応まで考えると、妻も少しずつ疲れていきました。

ちょっとしたお願いをするだけなのに、

「また表情が変わるかもしれない」

「またパニックになるかもしれない」

そんなことを考えるようになったんです。

そして、だんだん、

「結局、自分でやった方が早い😅」

そう感じることが増えていきました。

夫へ予定変更を頼むよりも、自分で買い物へ行く。

夫へガソリンをお願いするよりも、自分で入れに行く。

その方が夫は不安定にならず、妻も対応に追われません。

でも、最初から気持ちよく割り切れたわけではありませんでした。

「自分ばっかり」と思った日もあった

「自分ばっかり😢」

そう思ってしまう日もありました。

夫の不安を増やさないように、妻が予定を変える。

夫に頼めないことは、妻が自分でする。

そのような生活が続く中で、

「自分を犠牲にしている😢」

そう感じてしまう場面も、本当にたくさんありました。

神様じゃないんだから、いつでも笑顔で、全部「はいはい😊」なんて無理です(笑)

妻も、夫にチクチク嫌味を言うことがありました😅

だって、妻が大変なことも分かってほしかったんです。

夫に苦しんでほしかったわけではありません。

ただ、

「妻も大変なんだよ」

「妻も我慢しているんだよ」

その気持ちに気づいてほしかったんです。

すると夫は、

「ごめんね」

と謝ります。

本当に申し訳ないと思っているのだと思います。

でも結局、夫の中では“自分の安心”が最優先なんです(笑)

しかも、素でやってる😂

ある意味、ここまでブレないのは尊敬レベルです(笑)

家族を支える中で妻が限界を感じていた頃については、こちらの記事にも書いています👇

▶「強迫性障害の家族も限界になる|支える側が疲れてしまった時に思うこと」

時間をかけて「各々でいいんだ」と思えるようになった

妻が、

“各々でいいんだ”

そう思えるようになるまでには、かなり時間がかかりました。

夫にやってもらいたい気持ちはありました。

夫婦なのだから、少しは合わせてほしいという気持ちもありました。

でも、頼んだ後の夫の不安定さと、それに対応する妻の負担を何度も経験する中で、少しずつ考え方が変わっていったんです。

夫が自分の予定通りに動く。

妻も、自分の予定で動く。

一緒にできることは一緒にして、難しい時には各々で動く。

それが今の我が家には合っているのかもしれない。

そう思えるようになりました。

これは、「我慢しなければ」と無理に納得したわけではありません。

不満もありましたし、嫌味を言ってしまう日もありました。

そんな時間を重ねた先で、ようやく妻がたどり着いた形でした。

夫を「甘やかしているのかな」と悩んでいた頃の気持ちは、こちらの記事に書いています👇

▶「強迫性障害の夫を「甘やかしてるのかな」と悩んでいた頃|妻が今思うこと」

暮らしの中で、少しずつ見えてきた夫の変化

妻が急なお願いをすることが減った頃、以前に比べると、夫がパニックになる場面も少しずつ減っていったように感じました😊

そして、お互いのペースを探しながら過ごす中で、夫も少しずつ妻への感謝を言葉にしてくれるようになりました。

さらに、

「自分も少し頑張ってみようかな😊」

そんな気持ちを口に出すことも増えていったように感じています。

妻が何度お願いしても難しかった頃には、想像できなかった変化です。

夫のペースを待つことは、妻にとって簡単ではありませんでした。

妻が焦らずに待つことを少しずつ覚えていった頃のお話はこちらです👇

▶「強迫性障害の夫と「待つ」こと|妻が焦らなくなるまで」

まとめ|夫婦それぞれのペースを考えられるようになった今

強迫性障害の夫と暮らす中で、妻が“普通”だと思っていたことが、夫には難しい場面がたくさんありました。

「ついでに買ってきて😊」

そんな何気ないお願いで夫の表情が変わることを、当時の妻はなかなか理解できませんでした。

「なんでそんなことも無理なの?」

「少しくらい合わせてよ😅」

そう思っていましたし、夫ばかりを優先しているように感じて、

「自分ばっかり😢」

「自分を犠牲にしている😢」

と思う日もありました。

嫌味を言ったことも、一度や二度ではありません😅

でも、そんなきれいごとだけではなかった時間を重ねながら、妻も少しずつ、

“各々でいいんだ”

と思えるようになりました。

今でも、妻がお願いしたいことはあります。

夫に少しくらい合わせてほしいと思う日もあります。

それでも以前より、夫には夫のペースがあり、妻には妻のペースがあると考えられるようになりました。

夫も少しずつ妻への感謝を言葉にし、

「自分も少し頑張ってみようかな😊」

と話してくれるようになりました。

ここまで来るには、本当に長い時間がかかりました。

それでも今は、どちらか一方の“普通”に合わせるのではなく、その時の我が家に合う過ごし方を、夫婦で少しずつ見つけていけたらと思っています😊🍀

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