強迫性障害の家族も限界になる|支える側が疲れてしまった時に思うこと

🧠 強迫性障害との向き合い方

「支える側なんだから頑張らなきゃ」と思っていた

強迫性障害の夫を支える中で、

以前の妻は、

「私がしっかりしなきゃ」

そう思っていました。

けれど実際は、どう接するのがいいのか分からず、「これでいいのかな」と迷っていました。夫を支えたい気持ちはあるのに、正解が分からない状態が続くこと自体が、少しずつ妻の負担になっていたのだと思います。

当時の妻は、「もっと理解しなければ」「もっと支えなければ」と、自分自身を追い込んでいたのだと思います。「支える側だから我慢しないと」と考え、気づけば妻自身の気持ちや生活を後回しにしていました。

夫が不安にならないように気を配り、確認行為に付き合い、少しでも安心できるよう先回りする。それが当時の妻には、夫を支えるために必要なことだと思えていました。

妻はとにかく、じっとしているのが苦手です。「こうしたら?」「ああしたら?」と毎日のように夫へ提案し、返ってくるのは「今は無理」。良かれと思ってかけた言葉が、夫にはプレッシャーになっていたのかもしれません。それでも当時の妻は、「何かやれることがあるんじゃないか?!」「もっとこうしたらよくなるんじゃないか?!」と投げかけてしまっていました。早くよくなってもらいたい一心だったのです。

でも、 気づけば妻自身がストレスを溜め込み、どんどん余裕がなくなっていたんです。

イライラしてしまう自分に自己嫌悪になることもあった

夫を支えたい気持ちはある。

でも――

・ 確認が終わらない

・ 出かける前に時間がかかる

・ 同じことを何度も聞かれる

そんな日々が続くと、 どうしても余裕がなくなってしまうこともありました。

妻自身も、自分のペースで過ごせず、好きなことや遊びに行くことにも、たくさんの制限がありました。夫のことがあるため気軽に出かけることができず、出かけられた日も、帰宅後の家事や時間、体力のことが気になり、心から楽しめないこともありました。

今振り返ると、当時の妻は夫の症状のつらさを十分に理解できていなかったのだと思います。元気そうに見えるのに何もできない状況が続くと、正直、妻もつらく感じてしまい、我慢できずに気持ちを吐き出してしまうことがありました。

「なんで?!」 「もう大丈夫だよ!」

そう強く言ってしまったこともあります。

イライラをぶつけてしまった後の夫への対応が本当に大変でした。

夫は妻に怒りや不満をぶつけない人で、

妻のぶつけた言葉にひどく落ち込み、自分の不甲斐なさからパニックになる。

夫は「どうして?!なんで?!何が原因?!」と、話し合いですぐ解決しようと畳みかけてきます。でも妻は「今はとにかく放っておいてほしい…」という気持ちでいっぱい。

漫画みたいに頭をぐしゃぐしゃにしながら、「もうどうしたらいいのーーー!」と感情をぶちまけ、本当にどうにかなってしまうかと思ったこともありました😅

言うべきではないと分かっていましたが、心の中にとどめ続けることにも限界がありました。「妻の心も理解してほしい」そう思い、我慢していた気持ちを夫へ伝えたことがあります。夫を傷つけたくて言ったのではなく、妻にもつらさがあることを分かってほしかったのです。

そして後から、

「また傷つけてしまった」

と、自己嫌悪になる。

その繰り返しでした。

支える側も「普通に疲れる」

当時の妻は、「疲れた」と思うことすら、いけないことのように感じていました。

「自分がなんとかしなきゃ」と、常に気を張り、夫の不安に引っ張られ、自分の感情を後回しにしているうちに、気づかないまま心も身体も疲れていました。

「全部支えなきゃ」をやめて少し変わった

以前は、「全部支えなきゃ」という気持ちが強すぎたのだと思います。

でも最近は、「妻が全部背負わなくていい」「妻には妻の人生がある」と、少しずつ思えるようになってきました。

夫が自分で考えられることは見守り、任せることも、我が家なりの支え方なのかもしれないと感じています。

妻はもともとお節介なところがあり、夫が自分でできるところまで先回りしてやってしまい、結局自分が疲れてしまうこともありました。つくづく自分も面倒な人間だと思います😅

今は、「サボりたいときはサボる!」「お互い、余裕がある方がやれることをやる!」「不満はためない!」を、我が家なりに大切にしています。不満を伝えるのは喧嘩をするためではなく、あくまでお互いの心をオープンにするためです😊

頼れるものに頼ることも大切だった

妻自身、「自分だけでどうにかしなきゃ」と思っていた時期がありました。

でも、病院や主治医、本、周りの人に少しずつ頼ることで、気持ちが軽くなった部分もあります。

話を聞いてもらうだけでも、「自分だけじゃない」と思えることがありました。

頼ったのは、病院や周りの人だけではありません。金銭的な負担はありましたが、スーパーのお惣菜やお弁当、宅配サービスも利用するようになりました。

献立を考える時間や買い物の負担が減り、少し時間と気持ちに余裕が生まれたことで、穏やかに過ごせる日も増えていきました。

最近、ようやく思えるようになったこと

今でも、大変な日がなくなったわけではなく、強迫観念や不安は夫の中にあります。

それでも、「完璧に支えなくていい」と思えるようになったことで、妻自身も少し呼吸がしやすくなった気がしています😊

まとめ

強迫性障害の夫を支えることは簡単ではなく、妻も何度も限界を感じました。

以前は「疲れてしまう自分はダメなんじゃないか」と思っていました。

でも今は、疲れるのは、それだけ夫と向き合ってきた証なのだと思っています。

最近、

「妻ちゃんも、おれもなんかイライラしなくなったよね😊」

と、夫がよくいうようになったんです。

夫はもともと言い争いや喧嘩がとても苦手な優しい性格。

(笑)要するに妻のイライラがなくなった!ってことなんですが、

それが本当で✨

生活のリズムに余裕がつくれるようになったことでストレスが減り、                        イライラしなくなったことで毎日とても穏やかな時間を過ごせる様になりました。

そして、妻に余裕ができたことで、
夫自身も以前より穏やかに過ごせる時間が増えたように感じています😊

やっぱり、人に優しくするためには、
まず自分自身にも余裕や幸せが必要なんですかね.。.:*

これからもっと歳を重ねれば、介護という形で支え合う時が来たり、今とは立場が逆転したりすることもあるのかもしれません。まだ見えない未来ですが、今まで夫婦でぶつけ合ってきた思いも、何も言わずに歳を重ねるより、深く思いやれる関係をつくるための大切な経験になっているのだと思います。そう考えると、これまで一生懸命過ごしてきた時間も、きっと無駄なことはひとつもなかったんだと思えるんです.。.:*

同じように悩んでいる方の、少しでもヒントになれば嬉しいです。

強迫性障害との距離感について悩んだ頃の話はこちら👇                              ▶ 強迫性障害の家族はどこまで寄り添うべき?|妻が悩みながら見つけた距離感

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