強迫性障害の夫と暮らす中で、歌に心が救われた日
強迫性障害の家族と暮らしていると、「どう接すればいいのだろう」「何をすれば少しでも良くなるのだろう」と悩み続けることがあります。
妻も夫と暮らし始めてから、本やインターネットで調べたり、人に相談したりと、思いつくことをたくさん試してきました。
その中で一番心が軽くなったきっかけは、意外にも一冊の本でも、特別な言葉でもなく、歌でした。
この記事は、妻自身の体験をもとに、「心が少しゆるんだ日」のことを書いています。
いろいろ試しても、気持ちが追いつかなかった
夫が強迫性障害と向き合う中で、私も家族として何ができるのかを毎日のように考えていました。
本を読んで知識を増やしたり、インターネットで同じような体験談を探したり、相談窓口を利用してみたり。
どれも役に立つ情報ではありましたが、
「我が家の場合は少し違うな」
「分かっていても実際には難しいな」
と感じることも多く、答えが見つからないまま時間だけが過ぎていきました。
相談しても、気持ちが軽くなるとは限らなかった
一人で抱え込まないようにと思い、病院の相談員さんへ話を聞いてもらったこともあります。
でも、その時の妻は自分の気持ちをうまく言葉にできず、相談が終わったあとも気持ちが整理できませんでした。
相談すること自体が悪かったわけではありません。
ただ、その時の妻には、まだ心を受け止める余裕がなかったのだと思います。
偶然耳にした歌が、心をゆるめてくれた
そんなある日、何気なく聴いていた音楽の中で、「虹」という曲が続けて流れてきました。
特別に探していたわけではありません。
ただ、その歌を聴いているうちに、不思議と張りつめていた気持ちが少しずつほどけていきました。
歌詞をここで紹介することはできませんが、
夫のこれからを応援してくれているような温かさを感じ、自然と涙があふれてきました。
「これから先にも希望がある。」
そんな気持ちになれたのを、今でも覚えています。

夫と一緒に涙を流した時間
その頃は、夫も自分自身と必死に向き合っていました。
妻も先が見えず、不安ばかり抱えていました。
でも、歌をきっかけに、
「焦らなくてもいいのかもしれない。」
そう思えるようになったことで、少しだけ心に余裕が生まれました。
夫婦で涙を流した時間も、今振り返れば、お互いの気持ちを理解し合う大切な時間だったように思います。
心が軽くなるきっかけは、人それぞれ
妻の場合は歌でしたが、誰にでも同じ方法が合うとは思っていません。
景色かもしれません。
本かもしれません。
家族との会話かもしれません。
お猫さんと過ごす時間だったという日もあります。
大切なのは、「心が少し楽になる瞬間」を見つけることなのかもしれません。
まとめ|希望は思いがけないところにある
強迫性障害の家族と暮らしていると、出口が見えないように感じる日があります。
妻もそうでした。
それでも、小さな出来事が心を支えてくれることがあります。
あの日、偶然耳にした歌は、妻にとって「また少し頑張ってみよう」と思えるきっかけになりました。
この記事は、あくまで妻自身の体験です。
同じ方法が誰にでも当てはまるわけではありませんが、もし今つらい時間を過ごしている方がいたら、「自分の心が少し軽くなるもの」を焦らず探してみてほしいと思います。
虹の写真を見るたびに、あの日感じた小さな希望を思い出します。
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