夫の強迫性障害と一緒に生活するようになってから、妻は何度も、
「早く良くなってほしい」
「なんとかしてあげたい」
と思ってきました。
特に当初は、
「とにかくこの状況を早く抜け出して普通の暮らしがしたい!」
という気持ちがとても強かったと思います。
夫が困っていると、
「解決してあげなきゃ」
「不安を減らしてあげなきゃ」
と、妻が先に動いていました。
この記事では、強迫性障害の夫と暮らしてきた中で、妻がなぜ待てなかったのか、実際にどんなことをしていたのか、今どう振り返っているのかを書いています。
「夫ならできる」と思っていた。それでも妻は待てなかった
妻は、夫には何もできないと思っていたわけではありません。
これは今になってそう思うのではなく、当時からです。
そもそも夫は独身時代に国家資格をとって仕事をこなしていた時期もあったんです。
なので妻は、
「夫は本当はもっとできる」
「ポテンシャルは絶対にある」
そう思っていました。
それでも現実には、夫が何かに困っている姿を見ると、妻はじっと待っていられませんでした。
夫がなかなか動けないと、
「なぜすぐ動けないの?」
決めるまでに時間がかかると、
「どうして決められないの?」
不安そうにしていると、
「どうしてそんなに不安になるの?」
そんな気持ちが妻の中に出てきました。
そして、
「このままで大丈夫なのかな」
という不安もありました。

目の前で困っていると、妻が先に動いていた
当時の妻は、いろいろなことを夫より先にやっていました。
夫が本来自分で他の人へ伝えるべきことも、妻が代わりに伝える。
夫が自分で書くべき書類も、妻が全部書く。
夫が買い物に行けない時は、妻が代わりに買いに行く。
そして夫がパニックになりそうな様子になると、その前に妻が先に手を出す。
目の前で困っている夫を見ていると、
「なんとかしてあげたい」
という気持ちが先に出てしまいました。
妻の中では、
「夫ができないから私がやる」というつもりではありませんでした。
でも実際には、夫が自分で動くより前に、妻がやってしまうことがたくさんありました。
ほっとけない性分のおせっかいババアです…(笑)
「そんなことやらなくても体動かせるでしょ」焦りは言葉にも出ていた
妻の焦りは、行動だけではありませんでした。
言葉にもかなり出ていました。
夫は何かを始める前に、ストレッチをしたり、体を整えたりすることがよくありました。
そんな夫を見て、妻はじれったくなって、
「そんなことやらなくても体動かせるでしょ」
と何度も言ったことがあります。
そして妻自身の焦りやイライラが強い時には、
「周りから見たら妻も本当に恥ずかしいよ」
とまで言ってしまったこともあります。
今振り返れば、かなりきつい言葉だったと思います。
妻は決して、いつも穏やかに夫を見守っていたわけではありません。
早くしてほしい、どうしてできないの、という気持ちが強くなって、イライラもしたし、きついことも言いました。
夫をなんとかしたい。
でも思うように進まない。
するとまた妻が焦る。
そして、その焦りから先回りしたり、きついことを言ったりしてしまう。
悪循環を作り出してしまうという残念なパターンです😅

「早く普通の暮らしに戻りたい」と思っていた
当時の妻の中には、
「普通に戻ってほしい」
という気持ちがかなりありました。
もちろん夫に、
「早く良くなってほしい」
という思いもありました。
でもそれだけではなく、妻自身も、
「当初はとにかくこの状況を早く抜け出して普通の暮らしがしたい!」
と思っていました。
だから、夫がなかなか動けなかったり、決められなかったり、不安そうにしている姿を見ると、妻自身の焦りも大きくなっていました。
当時は、
「強迫性障害が治ったら……」
という話を夫婦でよくしていた記憶もあります。
今思えば、夫にプレッシャーをかけるような言い方になっていたこともあったと思います。
妻自身について振り返れば、それくらい「今の状況を早く抜けたい」という気持ちが強かった時期でした。
今振り返ると、妻が先にやりすぎていたのかなと思う
今振り返ると妻は、
「本来なら夫ができるということは信じていたはずなのに、何でも妻が先にやってしまっていた」
と思います。
そして今は、
「妻が何でも先回りしてやっていたことで、夫が自分でやる機会を減らしてしまっていたのかな」
とも感じています。
もちろん、
妻が先回りしていたから夫の症状がどうなったとか、
夫の変化を妨げたとか、
そこまで妻に分かることではありません。
「妻が夫の成長を妨げていた」
と断定するつもりもありません。
ただ、自分自身の行動を振り返った時に、妻が先にやりすぎていたこともあったのかなと思います。
まとめ
今振り返ると、見守る選択もあったのかな……とも思ったりします。
「本来なら夫ができると信じていたはずなのに、何でも妻が先にやっていたな」
と少し反省もしつつ😅
何が正解かわからないので、とりあえず妻のおせっかいにも嫌な顔をせず、
「ありがとう」
と受け入れてくれた夫。
そして今、笑顔でできることが一つずつ増えている。
*あの頃のことも含めて、これが今の我が家の形でいいのかな(˘︶˘).。.:なんて思っています(笑)
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